天神学園高等部の奇怪な面々29
「…勿論あるわよぉん、祭りだもの」

ニッコリ微笑むシルフィア。

「じぃ貴様!予告もなく撃つな!」

龍娘が文句を言う。

35歳にして若白髪という理由から、ラルフは学園内では『じぃ』で通っていた。

そりゃあ武闘派教師陣の中では年上な方ではあるが…。

そんな言われようも気にせず、ラルフはチラシに目をやる。

「射的ならPSG-1かワルサーWA2000が向いてるかな…どっちも狙撃銃だしな…ドラグノフもあるにはあるが…ロシア娘と被るから避けたいな…」

既に自分の世界に入り込むラルフ。

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