蒼空模様



冗談で言ったつもりが、

顔を赤くする雅弥



「お前、バカじゃねぇ!?」



「冗談に決まってるでしょ。

 女の子には慣れてるんじゃないの?」



「本当、お前にはかなわねぇ・・・」



「離れちゃうの?

 キス、してもいいのにさぁ~」



「・・・本当にそれでいいのかよ?

 好きな奴とか、いないのかよ?」



・・・好きな人、

そんな人いても・・・



「・・・何、むきになってるの?

 どうせ私は人と交わってはいけない。

 どうすることも出来ないんだし」



「・・・・・・美弥?

 いったいどうしたんだよ?」



「・・・・・・ん、なんでもない。

 それより、早く行かないの?」



話を変えて雅弥と一緒に

視聴覚室に入る










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