蒼空模様
「こんな所で、何してるの?」
「・・・先生」
音楽の、先生
コイツを見た途端、
美弥の目つきが変わった
「こんな所にいたらわからないわよね。
あなたを探してたのに・・・」
「何の用ですか」
冷たく、美弥が言う
「やっぱり部活動に来なくていいわ。
担任の個人ノート見たら・・・
すごいことわかったしね」
嫌味たらしく微笑む先生
本当に、先生とは思えない顔
「・・・言うな」
「まさか、《普通》じゃない
悪魔のような子だったのねぇ」
「・・・・・・やめろ」
「アナタが、人の心を
視える人。だったなんてね」
・・・・・・は?
「やめろーーーー!!」