蒼空模様
横にいた美弥が走り出したと思ったら
次の瞬間には先生の首を
掴んでいるところだった
「美弥、やめろ!!」
「殺す。殺す。殺す!!」
俺の声も聞かずに締めつづける美弥
俺は美弥を先生から引きはがした
「・・・先生に手をあげるなんて、
悪魔!人間じゃないわ!!」
「先生!どこかに行ってください!」
怯えながら逃げていく先生
それを見た美弥から、少しずつ
力が抜けていく
「・・・・・・美弥」
「ごめん・・・
雅弥まで、巻き込んで」
「・・・・・・美弥」
子供をあやすように、
美弥に声をかける