蒼空模様



「違うの?

 ならいいけど・・・」



「でも美弥、好きな人が出来たら

 すぐに言ってね。

 絶対応援するからね!?」



「はいはい・・・

 あ、これ可愛い・・・」



私は、1つのキーホルダーを

手に持った



「勾玉?美弥、それ可愛い?」



玲奈が私の手元を覗きながら言う



「うん。こういうデザイン、

 私好きだよ」



「そう言えば、勾玉って

 1つ1つに意味があるよね?」



梓がひげメガネをかけながら言う



「そう。よく知ってるね」



「そんなに好きなら、

 みんなで一緒に買わない?」



「いいの?」



「別に私たちはいいよ」



< 31 / 235 >

この作品をシェア

pagetop