ゴースト ――あたしの中の、良からぬ……
「そうだね……。
この辺のアップローダーにデータを上げておいたら、勝手に拡散されるかな。
……学校名ぐらいは入れておこうか」
慣れた手つきでサイトを開いてカタカタとよどみなくキーボードを打つと。
送信ボタンにマウスのポインタを合わせた。
「いいんだね?」
(――え?)
穏やかな声に、大きく息を吸い込んだ。
(ちょっと待って――本当にアップする気!?)
マウスを持つ右手の人差し指が上がって……
(ちょっと待――)
カチッ
「やめて!」
クリック音とともに悲鳴をあげて、思わず両手で顔を覆ってた。
この辺のアップローダーにデータを上げておいたら、勝手に拡散されるかな。
……学校名ぐらいは入れておこうか」
慣れた手つきでサイトを開いてカタカタとよどみなくキーボードを打つと。
送信ボタンにマウスのポインタを合わせた。
「いいんだね?」
(――え?)
穏やかな声に、大きく息を吸い込んだ。
(ちょっと待って――本当にアップする気!?)
マウスを持つ右手の人差し指が上がって……
(ちょっと待――)
カチッ
「やめて!」
クリック音とともに悲鳴をあげて、思わず両手で顔を覆ってた。