ゴースト ――あたしの中の、良からぬ……
「……今でも生活自体はあんまり変わってないでしょ」
「え?」
「だって、今も公園でプラプラして、好きなことして過ごしてるし」
「ああ」
突然気が付いたかのようにうなずく。
「ああ、そうだね、そうかもね。
でも、財布の中身気にしないでよくはなったよ。
まともなところに住めるようになったし」
(まともなところ、か)
そういや最初は、2階建ての古いアパートに住んでるに違いないって思ってたっけ。
その頃からきっと、基本の生活形態が全然変わってないんだろうな。
服装も、当時から絶対変わってない。
その辺で売ってるようなカジュアルな無地のTシャツ、パーカーにジーンズ。そんな感じの似たような服ばっかり着てるし。
想像すると楽しくなって、一人で微笑んでしまう。
「前ね、あたしにいろいろ言ってくれたでしょ、認められたいから描いてるんじゃないかとか」
「え?」
「だって、今も公園でプラプラして、好きなことして過ごしてるし」
「ああ」
突然気が付いたかのようにうなずく。
「ああ、そうだね、そうかもね。
でも、財布の中身気にしないでよくはなったよ。
まともなところに住めるようになったし」
(まともなところ、か)
そういや最初は、2階建ての古いアパートに住んでるに違いないって思ってたっけ。
その頃からきっと、基本の生活形態が全然変わってないんだろうな。
服装も、当時から絶対変わってない。
その辺で売ってるようなカジュアルな無地のTシャツ、パーカーにジーンズ。そんな感じの似たような服ばっかり着てるし。
想像すると楽しくなって、一人で微笑んでしまう。
「前ね、あたしにいろいろ言ってくれたでしょ、認められたいから描いてるんじゃないかとか」