絆

そんな中、本当にこの施設の方はプロフェッショナルなんです。
時には自分の子供のように包み込んだり、時には先生として叱ったりしています。どの時間にも子供達を見続ける事が出来るんです。
長い時間集中して彼をみることが大変か、気を抜く時間が施設でお預かりしている中では無いのですから。

それにも増して、親御さんの心のケアーもし、悩み事、不満、不安さまざまな問題を直面しては立ち向かっていくんです。
そんな先生から聞いたことがあります。なぜこの仕事を頑張っているかという問いに
《成人の介護は、生活リズムの中の補助的なもので、時間との勝負です。
ただこの施設のように知的な障害の子供に携わってしまうと辞められないんです。親御さんと一緒で成長を見た瞬間、幸せを感じるんです。》