あなたの”その”足元へ
部屋に朝の静けさが戻る。

涼はキッチンの壁に寄りかかり、長い間リビングのソファーを眺めていた。

やがて引き出しから紙を取り出した。

線の細い字の走り書き。

しばらく眺めてから、それをズボンのポケットに滑り込ませる。




“そこ”に行くために。



そして、物語が始まる。



"end"
but
"to be continued"
< 92 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop