王龍



私が立ち尽くしていると、王龍の仲間達が駆け寄ってきてくれた



「蘭さん!」

「すげー会いたかったです!」

「無事で良かったです!」

「心配しましたよ、蘭さん…!」



私なんかの為に泣いてくれる皆……

復讐の為とはいえ、少し自分勝手な事をした。


『ごめん、皆…ごめんね…』


皆は笑って許してくれた。
また皆の笑顔が見れた。

また皆と話す事が出来た。
それだけでもう何もいらない、
それだけで幸せなんだ…




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