あの空にキスを
1.好きな人


ケータイのアラームが耳元で響いている。
まだ目が醒めないまま重い体を無理矢理起こす。

ケータイの時間を見て、いつも通り学校へ行く支度を始める。


《沖田 楓斗》私立桜盟学園に通う2年の普通の男子校生だ。

朝食をすませて、身支度を整えアパートを出る。

家から学園までの道のりは20分程度。あくびをしながら歩いていると、「楓人~おはよう~!」と後ろから高く心地好い声がして振り向くと可愛いらしい笑顔で走りながら近づいてくる女がいた。


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