ポイズン
彼女はソファーに座り、荒い呼吸を繰り返している。

「何で…俺…」

彼女が何かしたのだろうか?

そう思い、彼女に視線を向ける。

まだ荒い呼吸を繰り返していた。

……無理、か?

疑問形になった意味がわからなかった。

まさか俺が彼女と一緒に事務所に連れ帰ったとか?

「訳わかんね…」

狂ってるとしか言いようがない。

すべてが狂ってる、と。
< 22 / 100 >

この作品をシェア

pagetop