ポイズン
うっすらと、赤い花が咲いた。

舌を滑らせると、
「――いやっ…」

ビクンと、躰が反応した。

すでに固く、主張している胸の先に下唇がぶつかった。

その流れとしてそれを口に含んだら、
「あっ…」

さらに震えた。

舌で転がしたり、吸ったり、軽く歯を立てる。

「いやっ…んっ…」

チラッと顔に視線を向けたら、手で口を隠しているあげはがいた。

恥ずかしがっているんだと思った。

だったら、忘れさせてやろう。
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