ポイズン
「――ダメ…。

もっ…イっ…!」

寸前のところで指を出した。

あげはが泣きそうな顔で俺を見つめる。

そんな彼女の顔を見ながらベルトを外す。

カチャカチャと鳴る金属音がもどかしい。

すっかり熱くなっている雄(オス)を当てる。

ビクッと、まだ入れてもいないのに彼女の躰は反応した。

「――ッ、あっ…!」

押し込んだと言った方がもう正解だ。

「ひあっ…!」

両手が宙をさまよう。

その両手をつかんだ後、俺の首の後ろに回した。
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