ポイズン
「俺は別に1人だろうが何だろうがノコノコやりますからいいですよ。

秋風さんの方が…」

「私は仕事が旦那だからいいの」

見事に返された。

何だい、仕事が旦那って。

ムッとなってつくねを頬張る。

ふと、思い出したあげはのこと。

彼女は、あの日以来俺のところに居ついていた。

いや、もう住んでると言った方がいいのかもな。

俺は特に何も言うことなく、あげはの自由にさせてやっていた。

仕事の邪魔さえしなきゃ別にいい訳だし。

「何考えてんのよ」
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