ただ、会いたくて

輝星








私はまた、走る



さっきよりも力強く。




溶けたアイスが白いシミを作っていた




だけど、それが明りに見えた。







また、全力疾走する。





「直人っ!!!!!」






さっき見た直人よりも顔色が悪くて


でも、まだ温かいと確信した。





私は手に持ったそれをばら撒いた


べとべとだった、何年ぶりかに見たそれは


とてもいぃ匂いに感じた。










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