悪者彼氏


少し潤んだ瞳がより寂しそうに見せている

「何が、お別れなんだ」

さっきからその質問ばかり…

「あの…父が、一緒に暮らせるようになったからって…」

「やっぱりな…、いつ」

「明後日です」

先輩は納得したかと思ったら
今度は驚いている様子だった



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