遠い記憶

デートしてるとき、誰かにつけられてる。そんな感じがして仕方なかったのだ。


「…直哉」


「ん？
美鈴どうした？」


「誰かついてきてない？」


私の言葉に直哉は周りをキョロキョロ見渡したけれど、やはりそこには誰もいなくて…


「気のせいだろ？
もし、本当にストーカーなら…俺が美鈴を守ってやるから安心しろ。」


…直哉。
そのたった一言で私の不安を溶かしてくれる。


そんな直哉が大好きだ。