遠い記憶

突然の出会い



平凡な日々。
三年前の出来事が嘘のようだった。


夏の爽やかな日差しが差し込む7月。
もうすぐ夏休み。


今日も授業をきちんと受け、私は帰路についていた。


成績もよくなったし、後はちゃんと進路を決めればいいかな。


三年生と言えばやはり進路だ。


帰り道でも考えるほど悩むほどだった。


その時……


「ね、君1人?」


……え?


私は立ち止まり、声のした方を見た。


< 4 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop