それでも大好きなんです
「私たちだってラブラブだもんねー?」
「…あぁ」
今度は莉子が俺にキスをした。
「まぁ、お熱いこと」
そう言う優樹が憎らしかった。
その後も他愛のない話をしながら、飯を食った。
だけど俺はどんな話したか覚えてない。
キスのことで頭がいっぱいだったから。
飯を食い終わったら、遊園地内にあるゲーセンに行った。
あいつらがプリクラ撮ろうとか、いい始めたから。
無理矢理俺らはプリクラ機の中に連れ込まれた。
撮り終わって、あいつらが落書きしている間に俺らは飲み物を買いに行った。