それでも大好きなんです



近くのベンチに座って待っていると、知らない男の人たちが近づいてきた。



「ねぇ、君一人?」



「いえ、彼を待っているので」



あー最近ナンパ多いなー。



「いいじゃん。行こう!」



「やめてください。私は待たないといけない人がいるんで!」



「そんなこと言わずにさー」



「きもい」



「え?」



「あんたらキモい。だから遊ぶ女もいないんでしょ?」



「…このアマ!」



ヤバイ殴られる。
私はとっさに目をつぶった。



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