それでも大好きなんです
「夏希ちゃーん!」
優樹が手を振って走ってきた。
「遅れてごめんね?」
「全然大丈夫だよ」
「何かあった?」
「ううん。何もないよ!」
「そっか!じゃあ行こっか!」
「うん」
私は優樹と手を繋いで行った。
「あっ!クレープ!」
「夏希ちゃんは、本当にクレープが好きだよね」
「だって美味しいじゃん!」
「ちょっと待ってて」
優樹はクレープ屋に行って、クレープを買って来てくれた。