それでも大好きなんです
「よしっ!他のとこ行くか!」
元気なふりしなくていいよ。
私は優樹から離れないよ。
でも、それが優樹を不安にさせてるなら…
「優樹…」
私は歩く優樹の裾を掴んで止めた。
「どうした?」
「…私のこと抱いて」
「え!?」
「優樹しか見れないくらい夢中になりたい。お願い」
「…わかった」
私たちは近くのホテルに入った。
「夏希ちゃん、いいの?」
「うん。優樹としたい」
そう言うと優樹は私を、優しく抱いてくれた。
「夏希、愛してるよ」
「私も…愛してるよ」
私たちは眠りについた。