それでも大好きなんです



「んー、夏希ちゃーん」



「ちょっと!離してよ」



「今何時?」



「7時だよ」



「なんだ、まだ7時じゃん」



「私…拓哉との約束あるから」



優樹の腕が、私を抱き締める力が強くなった。



「行くなよ」



「でも約束だし」



「どうしても行くんだったら、もう一回ヤるよ?」



「ちょっと!優樹?……ひゃあ」



優樹は私の首に吸い付いた。




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