それでも大好きなんです
「夏希に俺のだって印を、たくさんつけるの」
そう言うと、色んなところにキスマークがつけられた。
「もう……優樹…ダメっ」
私は優樹を押しのけた。
「お風呂入ってくるね」
お風呂に入り鏡を見ると、体にはたくさんのキスマークがあった。
優樹は優しいけど、すごく独占欲が強い。
不安にさせてるのは私なんだけどね…。
今日拓哉と会ったら、もう拓哉とは会わないことにしよう。
優樹を傷つけたくない。
優樹が大切だから…
私はお風呂からでて、持ってきておいた服に着替えた。