それでも大好きなんです
「じゃあ、思い付くまでそこら辺歩いてるか」
そう言って2人で歩き出した。
「そういえばさー、拓哉と莉子ってどっちから告白したの?」
「え?」
「だから、どっちから告白したのって!」
何でそんなこと聞くんだよ。
「あいつから」
「そうなんだー。莉子のこと好き?」
「……うん」
「何今の間(笑)そこは即答で"愛してる"でしょ!」
そう笑う夏希。
いや…俺はお前がすごく好きなんだ。
今すぐにでも手に入れたいくらい。