それでも大好きなんです



「拓哉!やめてよ!」



莉子が泣きながら言ってくるが、俺は気にしない。


俺はパソコンの設定やら機能を全てリセットした。



「…これで終わり」



「どうして?…どうしてあんな子のために!」



莉子は俺を鋭い目つきで睨んできた。



「大切な人だから」



「なんで夏希なの?私の方が昔からずっと好きだったのに!」



「…お前とは高校で会ったろ?」



昔って言われても覚えがない。




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