それでも大好きなんです



「なんで私が拓哉を好きになったか分かる?」



「……」



「拓哉、小学校のときいじめられていた私を助けてくれた」



そういえば…

俺は昔の記憶をゆっくりと思い出していった。



「周りがどんなに私を不細工だと言っても、拓哉だけは不細工じゃないって。私嬉しかった」



「……」



「でも拓哉と付き合うには可愛くなりたい。だから中学のとき一年間休んで整形をした」



そうだったのか…

一年間休むって聞いてたから病気にでもなったのかと思った。







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