それでも大好きなんです
「…ねぇ、拓哉……机」
「あー俺の机、バランス悪くてガタガタするから前から変えたかったんだ」
「…ありがとう」
そんな拓哉の優しさに涙が出てきそうだった。
それから私は、毎日いじめにあうようになった。
でも拓哉が助けてくれる。
それが、すごく嬉しかった。
今日もまた靴がなくなってるんだろうな、そう思って開けてみるとちゃんと靴があった。
だけど手紙が入っていた。
"昼休み体育館倉庫の裏に来い"
という内容だった。