それでも大好きなんです



昼休みになり体育館倉庫に行ってみると、誰もいなかった。



「あのー誰かいませんか?」



恐る恐る声を出してみても返事がない。

誰もいないのかな?
そう思って倉庫から出ていこうとした。


だけど出入口のところに、女の子と3人の男が立ちふさがっていた。



「あんたさぁー最近調子乗りすぎ。」



「…え?」



「なんで拓哉くんにつきまとってんのよ!」



「つきまとってなんかいないよ。」


「じゃあ、これはどう説明するの?」



見せられたのは、私と拓哉がキスしている写真。


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