それでも大好きなんです



それからは、2人とも無言。



「送ってくれてありがとう」



「どういたしまして」



「それじゃあね」



「夏希ちゃん!」



家に入ろうとしたら、優樹の呼ぶ声が聞こえて振り返った。



「ん?」



すると、いつの間にか優樹は私の目の前にいて私にキスをした。



「それじゃあね」



優樹は私の頭を撫でると、そのまま歩き始めた。



…優樹

どうしてキスするとき切ない顔をしてたの?





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