それでも大好きなんです
急にどうしてカラオケなんて…
拓哉にも言わなきゃ!
私は拓哉のところに行った。
「ねぇ、拓哉?」
「ん?」
「今日さ、一緒に帰れない」
「は?」
「今日ね、彩子たちとカラオケに行くの。だからごめん」
私は拓哉に頭を下げて謝った。
「…わかった」
「本当にごめんね」
私はそう伝えると彩子たちのところに行った。
「拓哉にOKもらったよ!」
まぁ正確には強制的に来ちゃったんだけどね…
「おーよかったじゃん!じゃあ、ちょっと待ってて」
彩子はどこかに走って行った。