それでも大好きなんです
「てか、こいつ意外とかわいくね?」
Yシャツのボタンが
一つずつはずされていく。
「ちょっと!いや!」
「意外と胸でかいな」
知らない男が私の体を触っている。
そう思うだけで吐き気がする。
「いやだ…いや……拓哉、助けて!」
私の叫び声と一緒に扉が開いた。
「お前ら…何やってんだよ」
そこには拓哉が立っていた。
電車のときとは比べ物にならないくらい、すごい恐い顔だった。
次々と男たちを倒していく拓哉。