それでも大好きなんです



「今何時?」



時計を見ると8時だった。



「やっべ…」



隣を見てみると夏希がいなかった。



「夏希?」



俺は夏希を探したけど、どこにもいなかった。


やっぱり俺嫌われたのか?


すると部屋のドアが開いた。



「拓哉ー起きたの?」



ドアからひょこっと顔を出す夏希。


俺は夏希を抱き締めた。



「拓哉?どうしたの?」



「夏希が俺のこと嫌いになったかと思った」



「そんなわけないでしょ!」






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