それでも大好きなんです
「くそっ!行くぞ!」
男たちは逃げるようにして出ていった。
「おい、大丈夫か?」
「拓哉!!」
私は拓哉に抱きついて泣いた。
すごく怖かった…
拓哉は静かに背中をさすっていてくれた。
「…ごめん、ありがとう」
落ち着いてくると私は拓哉から離れた。
「別にいいけど、お前服きろよ」
今の自分の姿を確認してみると、Yシャツのボタンがはずれて下着が見えていた。
「きゃっ!」
私は急いでボタンを閉めた。