それでも大好きなんです



「………な」



「えっ?」



「…ありがとうな」



拓哉を見てみると、顔が真っ赤になっていた。



「…かわいい」



私は思わず拓哉に抱きついた。



「ちょっ!お前何してんだよっ!」


「いやー可愛いなぁーって思ってさ」



「ふざけんな。バーカ」



拓哉は私を引き剥がして、教室から出ていった。


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