それでも大好きなんです



「ちょっと拓哉!人がいちゃいちゃしてんの見ない!」


莉子は無理矢理、俺の顔を莉子のほうに向けた。



「やめろよ」



「もーう!拓哉〜」



「…やぁ」


莉子じゃない他の女の声が聞こえた。


声がしたほうを見ると、夏希の耳元で何かしている優樹。


…優樹は俺のほうをみてから、夏希の耳を舐めた。



すごくムカついた。


…あとでぶっ殺す。

てか、あいつらくっつきすぎ。


少し離れろよ。




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