君のメロディーを大切にします。
「つまずいても、いいじゃないか人間だもの」
流が読んでいる本を後ろからゆうが声をあげて読んだ。
流は読んでいる本を閉じあった場所に返して
店から素早く歩きでた。
「ありがとうございました」
店員の声が耳に広がる
店をでた後もゆうはついて来る。
流はゆうの事を無視し続けた。
それでもゆうはついて来る。
「りゅーうくん!」
ゆうは子どもみたいに流に話しかけ続ける。
ずっと続くゆうの呼び声に呆れ果てた流は
「何なんだよ、なんでついてくんだよ。」
と、口を開いた。
「別にいいじゃん。あっ!さっきの本みつを?って人が書いた本だろ!あんなん読んでる流ちゃん可愛い!」
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