もしも君が・・・~キミガクレタモノ~

出会い

僕は今日から高校一年生になる―

｢愁！起きなさい！遅刻するわよ！｣

いつものように母が叫び散らしている。
僕は母のいる、居間へ向かう。

｢愁！あんたいつまで寝てるの！今日から入学しきなのよ？！｣

はいはい。
というように僕は聞き流した。

｢ほらっ！ボサッとしてないで！早く準備してちょうだいっ！｣

身支度を整えて、家から出る。

｢いってらっしゃ～い！｣

僕の一日はここから始まった―