もしも君が・・・~キミガクレタモノ~
「へへっ!」

もの凄く幼い顔をした女の子が出てきた。
声も幼くて―
高校生とは、思えないくらい・・・

「何年生~?」
「俺ら、今日入学したばっかり!」
「ほんと?じゃあ同じだあ!」

臣と女の子の会話が続いていた。

「名前なんていうの?」

僕は聞いてみた。

「高橋沙癒!そっちは?」
「俺が溝部臣で、こいつが磐那愁!」
「沙癒!一人なの?」
「ううん?ここにもう一人いるよ!今寝てるんだ・・・!」
「そっち上っていい?」
「いいよ!」

僕たちは、上に上った。
そこには、とても綺麗な顔をした女の子が横になっていた。
沙癒とは正反対のような顔―
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