キミと一緒に。【完】
ーーパシンッ

私はそんなみんなを尻目に、新太へ平手打ちをした。



「…姉、ちゃん…?」



「みんながどれだけ待って、どれだけ心配したと思ってんの!!なのに呑気に笑って、彼女を紹介して……馬鹿っ!!」



「…花音」



新太に怒鳴ってしまう私。

また殴りそうな勢いを残す私を、由斗が腕を掴んで、新太と距離を保たせた。

怒るより、本当は泣きたい位。

だけど、反省もさせないと。
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