キミと一緒に。【完】
「君は確か、1年の大杉ーオオスギーだよな?」



「…はい。お久しぶりです」



「怪我はないのか?」



「室岡君が、守ってくれて…私は大丈夫です」



私は新太へと目を向けた。

また殴られると思ったのか、一歩下がる新太。

けど、私は殴るつもりはない。

寧ろ、謝りたいかも。



「本当に、新太が守ったの?」



「…ま、まぁな?;;」



以前では、考えられない事だよ。
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