キミと一緒に。【完】
【12】 愛してる
今日は、お姉ちゃんたちや由斗、大杉さんも泊まる事になった。
最初は新太との同室を拒んでた大杉さんも、最後は2人で2階に上がって行き、兄貴も自分だけ1人が寂しかったのか、バイトを終えた彼女を呼び出した。
「すみません、夜分遅くに…」
「気にしないで、どうぞ」
晩ご飯がまだだったらしい、彼女…大貫藍那ーオオヌキアイナーさん(23)に急いで用意したオムライスを運んだ。