キミと一緒に。【完】



――試合当日の朝、いつもより1時間も早く起床。

兄貴と新太に加え、母親も彼氏を連れて、応援に来るらしく、お弁当の量が増えたからね。

彼氏と初対面が、娘の彼氏の試合ってどうよ。



「花音、俺は先に行くからな」



「うん、後でね。それと…っ」



「わかってる。鹿波の事は、任しとけ」



フル出場を狙う由斗を、止めて貰う約束をしたんだ。

今は、今後の事を考えて貰わないと。
< 189 / 430 >

この作品をシェア

pagetop