キミと一緒に。【完】
試合会場には、観客席はなく立ち見の人が多い。

兄貴が押さえてくれてたベストポジションにレジャーシートを敷き、私たちは観戦する事に。



「花音、あの人って確か去年…」



「あの球団の人だよね…」



社会人になってからも、チャンスはある。

しかし、由斗はグローブを手にして、マウンドを一心に見つめてる。

出場したい思いが、背中から伝わって来る。
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