キミと一緒に。【完】
試合は両者が一歩も引かないまま、0対0。

4回裏まで来た。

攻撃の番、ここで先制をしたいところ。

倉元が兄貴に駆け寄り、何かをコソコソと話してる。



「……」



兄貴と視線が重なり、由斗を出したいと思ってる事がわかり、頷いた。

最後まで目を合わせれず、他を見ると、バッターチェンジが報告された。

由斗は神妙な顔付きでメットを被った。
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