キミと一緒に。【完】
母親と新太を見てると、試合が終了していた。

5対0なのはわかってるけど、最後まで見たかったのに、騒がし過ぎるよ。



「もう行けるね」



「あ、すぐ行く」



タオルと水を持ち、由斗の元へと行く。

前屈みになった倉元と由斗に、それぞれの頭に冷えた水を掛けてタオルを渡す。



「ハァ…気持ち」



頭にタオルを被った由斗は、スッキリした顔だけど、また焼けたらしく、頬など顔が赤い。
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