キミと一緒に。【完】
【14】 逃げたい
2学期も通常授業に入って、落ち着いた新学期。
今日は1年記念日の為、部活もない由斗とお昼で早退をした。
それぞれ自宅に1度帰り、着替えてから待ち合わせ。
30分後と約束したけど、5分遅れで駅へと走った。
「ハァ、ハァ…お待たせ;;」
「わざわざ走らなくても、逃げねぇよ?」
「わかってるよ…っ」
からかう由斗に口を尖らせながらも、手を繋ぎ、ホームへと向かった。