キミと一緒に。【完】
注文を済ませて、待ち時間の間は、服屋さんに行ったり、靴を見たりと時間を潰した。

まともなデートは、初めてな気がする。

一緒に居るだけで楽しい。



「もう1時間だよな?」



「行ってみよっか」



ショップに戻り、店員さんに確認を取れば、出来上がって居た。

受け取り、ベンチに座って袋から取り出せば、由斗が右手の薬指に嵌めてくれた。



「俺のよろしく」



「うんっ」



何だか緊張して、手が震える。
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