キミと一緒に。【完】
『のんちゃん?』



「…慎吾さん…」



お姉ちゃんの電話に出たのは、慎吾さんだった。

お姉ちゃんがお風呂に入ってて、代わりに出てくれたらしい。



『のんちゃん、どうした?泣きそうじゃないか…』



「慎吾さん…私…っ…」



母親の幸せは、叶えてあげたい。

幸せになって欲しい。

でも、良太郎さんのあの姿を見たら、受け入れられなくなってしまった。

迎えに来てくれる事になり、待ち合わせのコンビニへと行く。
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